タイル壁には外壁高圧洗浄もおすすめ！ | リフォームは神奈川県、藤沢市のテクノ建装 | ブログ

外壁タイル張りの家を高圧洗浄機を使って綺麗にする方法について、以下に手順と注意点を詳しく説明します。高圧洗浄は、外壁を効率的に清掃するための強力な方法であり、汚れやカビ、藻類、コケ、汚染物質を取り除くのに非常に効果的ですが、適切な方法で行わないと、タイルや目地を傷めることがあります。ですので、慎重に作業を行うことが重要です。

1. 必要な道具と準備

まず、外壁洗浄に必要な道具を整えます。

• 高圧洗浄機：圧力調整ができるものを選ぶと良いでしょう。一般的に、タイルの外壁には1000～1500psi（ポンド毎平方インチ）の圧力が推奨されます。
• ノズル：広い面積を洗うための「ファンノズル（0度〜25度）」や、高圧でも繊細な洗浄が可能な「ロータリー（回転）ノズル」を用意します。
• 保護具：高圧洗浄機の水飛沫から身を守るために、ゴーグルや防水の作業服、手袋を装着します。
• 掃除用具：タイルにこびりついた汚れがひどい場合は、ブラシやスポンジも役立ちます。
• 水源の確認：高圧洗浄機は大量の水を使用しますので、作業前に水道の圧力や水量を確認しておきましょう。

2. 事前のチェック

作業を始める前に、外壁タイルの状態を確認します。目地が損傷していたり、タイルにひび割れが入っている場合、高圧洗浄を行うことでさらに悪化する可能性があります。このような場合は、事前に補修を行うか、洗浄圧力を低めに設定することを検討します。

また、近隣の物や植物への影響を防ぐため、洗浄機の水が飛ばないように配慮し、周囲にカバーをかけるなどして、洗浄中の水や汚れが飛び散らないようにします。

3. 洗浄の手順

(1) 高圧洗浄機のセッティング

高圧洗浄機を電源や水源に接続し、圧力を調整します。タイル張りの外壁には過剰な圧力は必要ありません。1000～1500psi程度が目安です。圧力が高すぎると、タイルが破損したり、目地が剥がれる危険があります。

(2) 上から下へ洗浄

洗浄は必ず上から下へ行います。上から下に水を流すことで、汚れが下に落ち、効率的に清掃できます。また、下から上へ洗浄すると汚れが再び上部に流れ、作業が二度手間になることがあります。

高圧洗浄機のノズルを約30cm～50cmの距離を保ちながら、タイルの表面に対して直角に水を当てます。最初は低圧から試し、必要に応じて圧力を調整します。特にタイルの目地部分に注意し、強すぎる水圧が目地を傷めないようにします。

(3) 汚れのひどい部分の処理

長年の汚れやカビ、コケが付着している場合は、まず高圧洗浄機で表面の汚れを落とし、次に専用の洗浄剤を使って目地やタイルの隙間に残った汚れを浮かせます。専用の洗浄剤を塗布後、数分間放置してから高圧洗浄機で再度洗い流します。

(4) 目地の注意

目地部分は非常に繊細で、高圧水流によって剥がれてしまうことがあります。目地に強い圧力を直接かけないよう、ノズルを少し離して当てるか、他の方法で優しく洗浄します。

(5) 隅や細かい部分の洗浄

隅や細かい部分は高圧洗浄機では届きにくいことがあります。ブラシを使って手動で汚れを落としたり、細いノズルを使って高圧水を当てると、これらの箇所も効率よく清掃できます。

4. 洗浄後の確認と仕上げ

洗浄が完了したら、全体を確認し、汚れが残っていないかをチェックします。特に目地部分がきれいになっているか、タイル表面に水跡が残っていないかを確認します。もし水跡が残っている場合は、柔らかい布で拭き取ると良いでしょう。

また、洗浄後はタイル表面が乾燥するのを待ち、必要に応じて再度目地の補修を行います。

5. 注意点

• 適切な圧力の使用：タイルを傷めないために、圧力は低めに設定しましょう。過度な圧力はタイルにひび割れを生じさせたり、目地を損傷させることがあります。
• 洗浄のタイミング：湿度が高い季節や雨が続いた後は、カビや苔が発生しやすいため、早めに洗浄を行うことが推奨されます。
• 周囲の保護：植物や家の周囲の設備が汚れないようにシートやカバーで保護することが大切です。

以上が外壁タイル張りの家を高圧洗浄機で綺麗にする基本的な手順です。適切な道具と方法で行うことで、外壁を傷めることなく、効果的に清掃できます！！